その男C、言語学者につき

男A「レポートの解読はどれくらい進んでる?」


男C「時間はかかったけど今No.147の解読が終わったところだ。ほんとに、≪≪彼ら≫≫の言語は面白いよ」


男A「そうか。何か手がかりになるような情報はあったか?」


男C「とても興味深い内容だったけど、手がかりになるようなものはNo.147にはなかった。そういえば、この前解読したNo.21にあかりの情報が載ってたよ」


男A「・・どんな内容だった?」


男C「ざっくり言うと、あかりの"生態"についてだな。はは、あかりの特徴をよく捉えてたよ」


男A「そうか・・≪≪彼ら≫≫の目的はまだわからないか」


男C「あぁ、手元にあるレポートは多くはないし、バラバラだし、テーマも小さいものから大きいものまで幅広いからな。簡単には答えを教えてくれそうにないな」


男A「必ず≪≪彼ら≫≫のレポートに手がかりがあるはずだ。根気よく続けよう」


男C「あぁ、そのつもりだよ」


二人はそれぞれの作業に戻る


男B「ぅおぃ!」


男A「今度はなんだよ」


男B「オレの、オレのハーゲンダッツ食ったやつだれや!!」


男A「・・あ、わりぃ、俺だ」


男B「てんめぇー!!!」


男C「ははは」

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