第51話

メイド喫茶兼バーの店にバイトに来て2日目、俺と女の子ガイバーンと巻き込まれた紗理奈、そして幽霊店長が居ると思い、後から加わった北条さんは、開店時間の10時から、メイドの仕事をしていた。


今の所、セクハラ店長は未だ、セクハラ行為をしていないようだ。


其れにしても、北条さんと紗理奈が遅い。


何してるんだろう?


「二人共出て来るのが遅いわねぇ。」


と、浅葱さんも心配していた。


と、その時奥から頭にホワイトプリーツ銀髪?のミディアムボブのウイッグに黒いビキニに白のエプロン、黒いパーカーを着て、口にはアイスを加え右手にモップ、左手にハンドガンを持った北条さんが現れた。


水着メイド?


「覚悟しろ!奉仕の時間だ!」


と言い放った。


な!何事!!


「亜里査?そのネタはゲームをプレイした人しか、判らないにょ?」


と、デ〇子ちゃんのコスプレをした、女の子ガイバーンが応えると


「解っているわガイバ!?改刃さん?でも私はこのコスプレを貫き通すわ。」


と謎の信念貫き通そうとする北条さん


「いやぁ、別に無理して今やる時じゃないかなぁ。なんか寒そうだし・・・・」


と俺が言うと


「いいえ、今がその時なのよ。」


どの時かな!


でも一部のお客さんが盛り上がってるぞ!


ん?北条さんが更衣室の方を気にしてる?


「中山さん?早く出て来なさい?」


と振り向き奥の更衣室に向かって、紗理奈を呼んだ。


するとモジモジしながら、紗理奈が奥の更衣室から


「このメイド服なんか変だよ~!」


と茶の大きい猫手袋、その右手に持ったお皿にはオムレツ、大きい猫足ブーツで履き、茶の大きいしっぽの猫耳メイドコスプレで現れた。


なんかカワイイぞ!


するとまた一部の客層に大ウケだ。


なんか女の子ガイバーンとキャラ的に被ってるけど


「亜里査ちゃん?あのソシャゲのキャラね?此からもよろしく頼みますよ!」


と浅葱さんも大喜びだ 。


でも今なんで良いんかい!


その時、北条さんが小さく悲鳴を挙げたと思ったら、おしりを押さえて


「ひ!出たわね。幽霊セクハラ店長。エ〇エンス・モ〇ガン!」


と行きなり狙撃銃を持ち出し、北条さんが叫んだ。


「長物禁止だから!」


と空かさず北条さんを制止した。すると


「は!私とした事が取り乱して仕舞ったわ。」


と反省していた。


其れにしても・・・・


何処から出したんだよその狙撃銃!


でも床に黒い影が見えたその時


「捕ったにょ!」


と女の子ガイバーンの声、何か捕まえたのか?


「手応えが有ったにょ!何!?質量の有る残像だと!?」


と続けて女の子ガイバーン


素に戻ってるから・・・・


其れを見た浅葱さんが


「店長ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


とまたバーサーカー化してる!


怖!


あれ?店長って?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る