monocrome

この退屈を愛せない

長針にぶら下がる重りが笑う

朝は淡く 昼は虚ろで

夜は長く、長い


クロッシェを捨てて

煩い映画を眺めては

構わない話に傾けた

過ぎる一刻だけが

この重力を奪うようにと



そして、

合間に遠い空を想った



君の居場所に至る毒を

かき混ぜ飲み干す

雨の日曜日


君の居場所を想う毒を

目を瞑り 息を止めた

晴れたって どうせ日曜日



モノクロに刷られた

カレンダーを飾ったんだ

この部屋には きっと

よく似合う気がして

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