1話 最凶調教師VS伝説のヴァンパイア

 山奥ののどかなな場所ドエ村。その村のの協会で結婚式が行われていた


「おめでとう!二人とも!」


「ああ、ありがとう!」


「幸せになるわ」


 新郎新婦を祝福する様な綺麗な青空、鳥は歌い、犬達は交尾にはげんでいた。だが――――


「なんだ?」


「空が・・・」


「ゴゴゴゴオォォ・・・・・」


 突然空が曇りだし、雷が鳴り不穏な空気に包まれ、それでも犬達は交尾にはげんでいる


「フハハハハ!」


「きゃーー!」


 突然現れた影に花嫁が掴まれ天高くに飛んでいった。花嫁をさらった影がマントをなびかせ宣言した


「我は吸血鬼ヴェゼラ!復活の記念にこの娘はいただいていく!」


 花婿は拳を握り締めヴェゼラを睨みつけ言った


「ヴェゼラだと!?この村の外れにある古城に封印された伝説の魔族が復活したのでか!」


 ヴェゼラは不敵に笑って花婿に答えた


「取り戻したければ我が城まで来るが良い!ここを無事に生き延びれたらな!」


「マリアンヌ!くッ!?」


 教会の墓場からスケルトンが次々と現れて人々を襲った。なぜかスケルトンは全員剣を持っているが、どこから調達したのだろう? これも吸血鬼のなせる技なのか


「キシャアア!」


「ぎゃああ!魔物だ」


「きゃー助けて―」


 花婿のバリーは人を襲うスケルトンたちを見ながら ”この村の墓場から出て来たって事は生前はこの村に住んでたんだよな? 何ふつうに村人襲ってるんだ、自分の子孫かもしれないだろ” と思ったが・・・


「この野郎くたばりやがれ!」


「もうくたばってるだろ!骨なんだから」


「あ、そうか…じゃあ死ねぇ・・・でもおかしいし…ん?」


 バリーは普通に応戦しようとしている村人を見て ”だからためらえよ、お前らのご先祖様だぞ” と思ったが歯を食いしばってツッコムのを我慢した。いつも何故かお前が常識を語るなと怒られるからだ


「くっ…」


「キシャア!」


 スケルトンの一体がバリーに襲い掛かろうと迫ってくる。それを見てバリーは覚悟を決めた


「キサマも含めて、この村の人間の手をこれ以上汚させるわけにはいかない。ふん!」


 バリーは身に着けている白いタキシードを引き裂いた!その下のブラックレザーのボンデージが露わになる


「とう!」


「イギィ!」


 身軽になったバリーは襲って来たスケルトンを組み伏せOTLの姿勢にさせる。そして肉がない事でむき出しになった尾てい骨を掌底で攻撃した


「スパァン!」


「イギン♡」


 その痛みでスケルトンは声を出し悶える。だがバリーは関節を決められて動けないスケルトン追い打ちをかけた、リズムカルなスパンキングの音が協会に響き渡る


「スパン!スパン!スパアァァァン!」


「アガァァァン♡」


 スケルトンの魂が下半身から抜け昇天し、スケルトンはバラバラになった。


「安らかにな・・・ん!」


「バリー様!これを!!」


 村長が預かっていた鞭をバリーに投げ渡した


「ありがとう村長!」


「パシンッ!」


 バリーは鞭を鳴らしスケルトンたちを威嚇した


「俺の鞭が欲しいんだろ?さあ来い、可愛がってやる」


「「ギシャアアアァァア!!」」


 一気にバリーに襲い掛かるスケルトン達!しかしバリーの鞭捌きに翻弄され手も足も出なかった


「アブン♡」


 ある者は、ブーツで踏みつけられ


「ア、ア、アヅン♡」


 ある者は教会の聖なるロウソクで清められ


「ゴボボボ・・・・アブ♡」


 ある者は水車に括り付けられ、昇天しきる事も許されず水責めにあっていた


「キサマで最後だ!この卑しいメス豚め!豚骨風情が俺に逆らった事を後悔するが良い!!」


 人体を知り尽くしたバリーはスケルトンの性別を難なく見極めていた。


「アガァ♡」


 そしてバリーは最後のスケルトンを昇天させた。


「ふう・・・・」


 ひと息つくバリーに、村長がお礼を言おうと話しかけようとしたが


「やりましたなバリー様!良く皆を救ってくださいまし・・・・」


「パシン!」


 バリーは鞭を鳴らし村長を睨みつけた


「村長・・・貴様は俺の事を”様”と呼んだな?」


「あ、いえ、その」


「俺を様と呼んでいいのは俺の物になった者だけだ!!」


「ひい!お許しを!!」


「ダメだね・・・お仕置きだ」


 殺気に圧倒されて動けなくなった村長にバリーは鞭を振り下ろした


「あひん♡」


 ※協会と教会で表記されていますが。バリーとマリアンヌが結婚式を挙げたのはSM協、スケルトンが出て来た墓場のある教会とは別物です。ちなみに村長はSM協会の会員です

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