第100話 櫨の日<11月2日>

習い事の教室の窓から真っ赤に紅葉した木が見える。

櫨の木だ。

桜紅葉や唐楓なども紅葉し始めているが、

何と言っても、今一番赤いのは櫨。


一本だけなのだけど、目が引き寄せられる。

赤い。紅い。朱い。紅緋。

ああ、もうすぐ楓も色づく。

それまで、櫨の緋を愛でよう。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る