第21話 新しいスケッチブックの日<2月16日>

1冊目のスケッチブックが終了した。

新しいスケッチブックを買う。

今日がその使い初め。


水彩画を初めて1年半。

毎月1枚づつ仕上げる。

学生の頃よりん十年、絵など描いたことはない。

それなのに、なぜ始めたのだろうか?

ただただ、好奇心以外にない。

センスも才能もないとわかっている。


それでも続けて1年半。

スケッチブックは埋まっていった。

人はスケッチブックの向かっている時、

静謐な時間が楽しいという。

自問してみる「楽しいか?」

答えは「別に」

それでもスケッチブックは埋まっていく。


新しいスケッチブックを買った。

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