2月15日 YouTubeが開設された日

 やあやあ諸君。

 私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。


 諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。

 私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。




 現在、インターネット上には様々な動画共有サイトがある。その中の最大手は2005年の今日、ある男らが友人にパーティーのビデオを配る方法を考え、皆で簡単にビデオを共有できればと開設された。初めて投稿された動画は、開設者がサンディエゴ動物園の前の様子を撮影したものである。さて本日、2017年2月15日は『YouTubeが開設された日』である。


 今や知らない人はいないであろう規模に成長したYouTubeだが、当初は違法アップロードやアダルトなコンテンツ、さらにはサーバーの維持費が月間100万ドルかかるなど問題続きであった。その後の2006年に16億5000万ドルという株式取引でgoogleに買収されたのも無理はない。

 さらに2011年4月に収益化プログラムが出来てから、日本でも動画を投稿する者が一気に増えた。動画を投稿し収入を得る者、『YouTuber』の登場である。


 動画を投稿し生活費を得る。まさに夢のような話である。なかには学生でありながら月に数百万と言う大金を稼ぎ出す者もいる。そんな世界に憧れて、会社を辞め、YouTuberを目指す者がいるのも納得できる話だ。


 なぜ動画を投稿して収入を得る事ができるのか。それを知りたいものがいるのなら、拙作『ユーチューバーに転職した話する?』を覗いてみてほしい。

 まあこれは宣伝なわけだが、収入を得る仕組みも、まさにそれである。




 今日はYouTubeが開設された日、特別な一日である。

 我々は本日を祝福し過ごさねばならないだろう。

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