8 あの夏の思い出

夏の輝かしい時間が去り

別々の道を歩んだふたり


ぼくは虚無にとりつかれ

谷間に取り残されたようだった

差し伸べられる手に気付かず

泣くことも忘れた



幸せは再びやってきて

ぼくは新しく生きている


遠い夏の出来事は

懐かしくまたかけがえのない

今では宝物のような記憶










***

アレクサンドル・スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 作品20 より第2楽章

https://www.youtube.com/watch?v=ooIt_I1ETpk&list=PL61EB2C2F4E0B05AE&index=2

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