第398話清しと見るもの

清少納言先生:今日は清し、つまり汚れがないもののお話です。

舞夢    :了解しました。


けがれがなく、清らかと思われるもの。

素焼きの土器。

新品の貴人にお使いする御器や金椀。

畳に差し込む前の薦。

水を器に入れた時の透き通った感じ。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :装飾されていない、原点の美しさですね。

清少納言先生:乙女の素肌の美しさかなあ。

舞夢    :それは、わかりやすいです。


確かに人の作為が加えられると、しだいに、清らかではなくなってくる。

別の魅力が出て来る場合もあるけれど。

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