第81話節は(3)

清少納言先生:続きをお願いします。

舞夢    :了解しました。


建物に上ることが、まだ許されていない童女たちが、その身分なりに懸命に着飾って、それでも袂を絶えず気にしていて、他の人と比べたりしている姿が、何とも言えず可愛らしい。

その菖蒲の飾りを近くにいる、いたずら者の小舎人童などに引っ張られて泣くのも、この日ならではの風景です。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :愛らしい童女といたずら者ですね。

清少納言先生:まあ、見ているのも可愛いもので。

舞夢    :この節ならでは、ということなんですね。


取るに足らない子供たちの姿も、節の面白い風景になる。

それにしても、読んでいて面白い。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る