2.承
私は職場で昼食を摂る際、周りの主婦達に愛妻弁当だなんだと茶化される。
実際に作っているのは、自分であると言うことを黙っておいた方が、恐らく妻の株があがるのだろう。
仕事の都合上、月初めは帰りの遅い日が続く。そんな日は妻が不慣れな手付きで料理をする。
大抵、簡単な炒め物であったりするが、仕事から疲れて帰って、夕食が用意されている事は、例え難い幸せを感じる。まさに結婚して良かったと思える瞬間である。
食事を用意する事は、私にとっての愛情表現であり、自己満足でもあった。
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