昨日のことが遠く感じる

昨日の君は隣にいて

僕の隣で手をつなぎ

僕の手を握って映画を見た

映画を見ながら話をして

話をしながら君の横顔を見た

眠った顔を見ながらキスをした


それなのに今日はどうだろう

君の隣には他の男が座ってて

隣の男の手を握り

手を握ったまま授業を受けて

授業中には話をして

話しながら笑い合う

そして


あれは夢だったかな

隣の君は明るくて

君の手は温かかった

君と見た映画は泣けて

君の横顔は優しかった

キスした唇は柔らかかった


あれが夢だと信じたくない

君は何を考えてるんだろう

僕は君を愛してるのに

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る