くつ
お気に入りの靴
初めて自分で選んで、
お小遣いで買った
私の拳よりも高いヒール
赤いベルベットのベルト
可愛いけど、大人っぽい靴
履くとなぜか背筋がしゃんとする
靴にふさわしい女の人になろうとするのかな
でも、背の高い私が履くと
男の人を超えてしまう
隣に並ぶ彼は背が少し低くって
私も小さな女の子になりたかったから
この靴を履かなくなってた
久しぶりに見つけた靴を
彼は笑って可愛いねって
私にピッタリの靴だねって言ってくれた
履くことを勧めてくれた
久しぶりに履いた靴は
やっぱりお気に入りの靴で
背が高いのを気にしてたことがもったいなって思った
靴にふさわしい女の人にはまだ遠いけど
でも、彼と一緒なら近い未来に
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