日々に思う。

陰陽五行説

陰陽五行思想ご存知でしょうか、あらゆるものが陰と陽分かれていて、自然界を構成する要素に五行に振り分けられています。

木火土金水の五つはそれぞれ互いを助ける力と抑える力をもち、バランスを保ちあっています。

陰陽は勘違いされやすいですが、どちらかに優劣があるわけではありません。太陽と月・朝と夜・これらどちらかが欠けたとしたら自然のバランスは大きく崩れてしまいます。

肉体があっても内蔵がなければ生きていけないように、陰陽のバランスが整わなければ調和を損なうことになります。

要するに陰陽はバランスのことを指しているのです。

先ほどの五行の互いに影響し合う力は、それぞれがどんな働きをしているかを考えると分かりやすいと思います。

木は火の燃料です。燃やし尽くせば灰となり土になります。土は長い年月を経て金属に、鉱石の成分は水を綺麗にします。そして綺麗な水は豊かな木々を育てるわけです。

土砂や地滑りを木は根を張り抑えます。増えすぎた木々は金属の道具によって切り落とします。金属は火で溶かすことにより形を変え、燃え盛る火は水によって鎮められます。そして溢れて勢いをました水流を土を盛って塞き止めます。

こうした自然の営みを五行に分け、互いの力を用いてバランスを保つことを相生と相克と言います。

このように何かが勢いを増し過ぎた時には、適した何かによって抑えることが重要と言うことです。

もしあなたの近くに仲の良い関係を築けている人がいるならば、互いに助け抑え、時には陰に陽にとバランスよく付き合えているのかもしれませんね。