推理する者から廻る者
推理小説にて謎を解き明かし解決に導くのは、一般的に探偵と呼ばれていますが、実際の探偵業では推理したり謎に関わることはあまりないそうです。
私が知らないだけでホントはあるのかもしれませんが、少なくとも探偵の職務からは逸脱しているのでしょう。
それはさておき、推理小説の探偵役も様々な人柄ですよね、教師であったり教授であったり無頼者やはたまた人間でない動物が探偵役だったりします。
これが中々に面白い、作者の発想や取材内容も良いのですが、解き明かす者の可能性の広さがすごいの一言に尽きます。
で、思ったことなのですが。
最近では異世界転生というジャンルが確立されて、量産されています。
そして人間でない別の生き物や無機物に転生する作品も多いですよね、コミカライズされた作品を読んで「なるほどな」と感心します。
生を受けるのに人間でない可能性を見るのは、まさしく発想の勝利ですよね。
その生物や無機物になったことがないから、だんだん人間によってしまうのは仕方ないとして、人じゃない状況を文字に起こすのは大変に勉強が必要だと思います。
推理小説は推理と解決が主目的で、転生モノは生存と成功が主目的なことが多いですが、その過程を縛られることのない柔軟な発想が必要なところは似通っていて、突拍子もない思いつきって大切なことだなと思った次第にございます。
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