第2話
12月某日
日付が変わる直前。
介護施設より1本の電話が入る。
祖父の状態が悪化した。危ないかもしれない。と
祖父は元々、心臓・腎臓が悪く、そこにさらに肺炎を患い入院して、医者に長くはないと言われていた。
もって4月だろう。と
状態が安定していたので、病院から施設に戻った矢先、その電話がきた。
たったの1日だ。
あまりにも急すぎる。
薄々覚悟はしていたが、実際に直面すると全く処理が追いつかない。
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