第6話 生理の匂い

「久恵ちゃんは生理の時には、布団に入ってこないけどどうして?少し寂しいけど」


「ごめんね。生理の匂いが気になるから」


「そうじゃないかと思ってた。生理の匂い、分かるよ。昔、一緒に研究していた女性の匂いで気が付いた」


「あまりいい匂いではないと思うけど、どう?」


「男にとってはいい匂いではないと思う。いつもの久恵ちゃんの匂いとは全然違う。やっぱり、嗅ぎたくない匂いかな」


「自分でもそう思うから、生理の時は遠慮しているの」


「生理中は、妊娠しないけど、やはり、血とか匂いでする気がしないし、できないかな。妊娠しない時には、接触を避けるための自然の摂理なのかもしれないね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る