文字数 7000 ジャンル『ラブコメ』 タイトル『ラルクアンピエロ』
『オヤジ、ありがとう。あんたのおかげで俺は童貞を捨てることができるぜ!』
ガタンゴトン、ガタンゴトン……。
電車の車輪の規則正しい音が車内に響いてく。その音が耳に当てたヘッドフォンと連結し、今から始まるライブ会場へと導いていく。昨日の夜から擦り切れるほど聴いており、頭の中ではすでに曲の順番までインプットされている。
今聴いているのは『ヘブンズドライブ(天国への旅行)』というシングルだ。
「楽しみだね、今日のライブ」
隣で彼女がはにかみながら笑っている。俺は今、初めてできた彼女とライブ会場に向かっている。ライブ会場は福岡サンパレスだ。
今日のライブはL'Arc-en-ciel(ラルクアンシエル)というバンドで、俺が彼女と出会う前から好きだったバンドだ。通称ラルク、フランス語で『虹』という意味らしい。彼女も俺の存在がない時からこのバンドが好きだったので、お互いにファンとして二人ともすでに緊張している。
もちろんマイナーなバンドではないし、好きだというクラスメイトもたくさんいる。だが俺と彼女は同じ部活で、彼女は一つ下の後輩だ。得意な科目も多く、食べ物や趣味も合う。大げさにいえば、俺の中ですでに運命の人、というカテゴリーに入っているのだ。
今日は帰りが遅くなる、しかも明日は休みだ。もしかすると、俺の初体験が今日か明日になる可能性がある。
今日は気合を入れていい所を見せなければならない。
「ねえ、たかひろ君。今日は誰のうちわ持ってきた?」
……え? うちわ?
俺は意味がわからず口をぽかんと開けていた。
「持ってきたんでしょ、うちわ」
……ちょっと待てよ。
俺はSMAPの誰かを想像しながら思考に集中する。思い出した、昨日彼女とデートした時の会話だ。
俺はデートに夢中で、彼女の話をほとんど聞いていない。適当に相槌を打っていたため、きっと彼女がうちわを作った話になったのだ。それで俺が頷いたため、うちわを作ってきている、という話になっているらしい。
もちろんうちわなどない。盆踊り会場があれば入手できるのだが、残念ながらすでに過ぎている。今は秋だからだ。この電車の中で代用品になるものはない。
「ああ、あるよ」
俺は冷や汗を流しながらいう。この中にラルクの会場に行く者がいて、メンバーの名前が入っているうちわがあれば言い値で買いたい。今日の財布はホテル代まで入っているのだ。最悪のケース、いや最高のケースを考えてだ。
「でも、今はちょっとね。人が多いし恥ずかしいしさ」
「えーいいじゃん。誰の名前かだけ教えてよ」
……誰の名前にしたらいいのだろうか。
ボーカル、ベース、ギター、ドラム、人気順で頭に浮かべるが一番多いのはボーカルだろう。
「ハイドだよ。もちろん」
「えー、たかひろ君、ケンがカッコいいっていってたじゃん。煙草くわえたまま演奏する所がさ」
もちろんそれもいった。俺がただ煙草を吸っているというだけで、ギターのケンに憧れているといってしまったのだ。もちろんギターなど弾けはしないし彼の演奏技術のレベルはわからない。
「まあ、そうなんだけどさ。やっぱりハイドがいるから、ラルクがあるっていうか……ラルクはハイドがいるから成り立ってるじゃん?」
「んー確かにそうだけど」
「だからさ、今日のライブはハイドに掛けているわけ、俺は」
……ハイド、すまない。
俺は適当に述べた言葉を懺悔したくなった。俺だって好きなバンドだ、別に嘘をつくような要素はないし、うちわがない、というだけでラルクの曲は全て聴いている。だが今日は一つの可能性も削ることはできないのだ。
最高のシチュエーションを作ることに妥協はできない。
「ようこは誰のうちわ、持ってきたの?」
「えー昨日ちゃんといったじゃん。覚えてないの?」
……しまった、また地雷を踏んだ。
俺は目頭を押さえた。彼女が好きなのはベースとドラムだ。だがどちらが一番好きか、という話は覚えていない。
昨日の彼女はとっても魅力的な格好だったのだ、ラルクのメンバーなどどうでもよかった。
「ベースのテ……」
彼女の表情を伺いながらいう。不味い、この反応は絶対に違う。
「キヒロだよね」
「テキヒロ? 誰それ?」
「ごめんごめん、ユキヒロだよね」
「そうそう、ハイドと同じくらいの身長なのに可愛いのよね」
……し、身長の話だけは勘弁してくれ。
電車に乗っている人達の視線を感じる。やばい、この中にいるファンが間違いなく俺たちに敵意を剥き出しにしている。
彼女の身長は170cmの俺とほとんど変わらない。だからこそユキヒロの身長でも可愛いといってしまえるのだ。
ついでにいえば、ハイドの身長は……それ以上は心の中でもいえない。
「まあテツのも持ってきてるんだけどね」
……どっちもあるんかーい!
俺は大きく突っ込んだ。電車ですでに揺れている俺の体をこれ以上、揺さぶられては身が持たない。
「……今日さ、どうする?」
ようこは俺の肩を掴みながらいう。
「一応、友達の家に泊まるっていってきたんだけど」
「え? マジ?」
俺の心は津波のように揺れる。
「だって帰り混雑するでしょ。だから……たかひろ君ともっと一緒にいれたらと思って」
心臓の鼓動で息が止まりそうになる。俺は一体なんといえばいいのだろう。
「そうだな……それについては考えがある。今日は実は……」
「あ、ついたみたいだよ。早くいこ」
俺は彼女に引っ張られながら電車を降りる。
……まだ慌てるような時間じゃない、先は長い。
某バスケ漫画のセリフを心の中で刻みながら慎重に歩を進める。きちんと筋道を考えていけばいいのだ。シャイニングロードはすでに見えているのだから。
ライブ会場へ向かう中にハイドのうちわを持っている者がいた。あれが喉から手が出るほど欲しい。
「あの子もハイドだね」
「……ああ」
なんとか交渉できないだろか、だが手作りだ。さすがにその相手に俺の初体験が掛かっているといっても何の効果もないだろう。
そうなのだ、と俺は思い直す。途中の店でうちわを買ってもダメなのだ。手作り感がなければいけない。
彼女の手を握りながら、反対の手でうちわを想像する。どうやったら代用品を手に入れることができるかだ。俺の頭の中はそれしかない。
会場につき、お互いの席を確認する。俺たちのようにファンクラブに入れてない(高校生には高すぎるからだ)ものにはいい席がとれない。コンビニで買ったチケットなのであまり期待はしていなかったのだが……。
「ねえ、見て。凄く近くない?」
「……本当だ」
自分の席を見てびっくりする。双眼鏡がなくてもメンバーの顔が目視できる距離だ。距離にして10mもない。これは運命を感じずにはいられない。
周りを見ながら俺は想像する。きっとこの席は後から作られたのだ。人数が増えすぎたため、ここにあった席を取り除いて立ち見にしたのだろう。
「緊張してきた、ちょっとトイレ行ってくるね」
「ああ、俺も……」
そういって思い直した。ここで嘘がばれてはまずい、なんとかしてうちわを手に入れなければ。
貴重品を携えた俺たちはトイレで別れた。もちろん俺は外に出てうちわを探す。できれば手作り感がある店だ。
探していると、一つの物販があった。テントがすでに手作り感丸出しだ。
「すいません、手作り感のあるうちわ、下さい」
店主を見ると、坊主頭にオレンジのサングラスをしていた。肌も黒く、体もでっぷりと貫禄がある。
「……ああ、もちろんあるよ」
親父はそういって、うちわを取り出した。だがそこにラルクのメンバーが入っているものはなかった。
「すいません、ラルクのメンバーの者が欲しいんですけど」
「誰のだい?」
「ハイドです」
「ごめんね、売り切れたよ」
親父の言葉にがっくりとする。これでは彼女との約束が守れない。
「ああ、でも一つだけあるよ」
俺の心臓に明かりが宿る。
「本当ですか?」
「ああ、でもそれは5つセットになってるんだ。だから全部買わないといけないよ」
俺は迷った。袋の中身は見えないし、五枚セットは正直必要ない。だがトイレといってるため時間がないのだ。
「いくらですか?」
「5000円だよ」
……高いわっ!
俺は心の中で叫んだ。
「すいません、なんとかまけられないんですかね?」
「しょうがないね、君、何歳?」
「17歳です」
「じゃあ1700円でいいよ」
「まじっすか!」
俺は嬉しくて声を上げて喜んだ。
「買います! ありがとうございます」
2000円渡しそのまま帰ろうとする。釣りはいらない、といった風に会場に戻ろうとすると、親父に止められた。
「お釣りは?」
「要りませんから! あざっす!」
「そうか、じゃあこれを持っていきな、餞別だ」
親父に渡されたものをポケットに突っ込んで俺は駆け抜けた。手の平で収まるものだった。早く戻らなければ彼女が待っている。
会場に戻ると、もうすでに始まりそうな雰囲気になっていた。彼女を見ると少しだけ機嫌を損ねているようにみえる。
「おそーい、もう始まるよ」
「ごめんごめん」
俺は謝りながら手に持った袋を隠す。鞄に入れてないため、外で買ったことがばれたらまずいからだ。
彼女に背を向けながらうちわの入ったビニールを破る。シンプルな作りに俺はそっと胸を撫で下ろす。
……親父、いい味だしてるじゃないか!
早速、一つのうちわを取った。そこにはマイクを持って歌っているアルプスの少女がいた。
「ハイジじゃねえよっ!!」
俺はうちわを引っくり返した。
「何、どうしたの?」
「いや、何でもない」
改めてうちわを確認する。そこにはハイジがマイクを持って、羊や山羊の前で歌っている姿があった。その横でペーターが箒でギターを演奏しており、後ろで木こりのようなおじいさんがヘッドフォンを掛けながらDJをしていた。
……あの野郎。
怒りで身を焦がしそうになる。誰がこんな手の込んだものをくれといったのだ。ハイドだ、俺が欲しかったのはボーカルのハイドだ。
だがまだ後、四枚もある。
きっと親父の洒落っ気だろう。あの親父、粋なことしてくれるぜ。
次にとったうちわには甲子園を目指していた兄貴の代わりにピッチャーをしている弟が映っていた。
「タツヤじゃねえよっ!!!」
俺はうちわを地面に投げつけた。
「え? たかひろ君、大丈夫?」
「ごめん、ちょっとライブが始まるから気合を入れようと思って」
彼女の反応に気遣いながら改めてうちわを確認する。そこにはタツヤがホームベースを持ってバントしている姿があった。
「そのベースじゃねえよっ!!!!」
俺は再び叫んだ。ちなみに彼らがやっているのはバントではなくバンドだ。
……あの野郎、頭大丈夫なのか?
俺は再び我を忘れて叫びたい衝動に駆られた。だがそんな暇はない、もうライブは始まってしまうのだ。
残り三枚に掛けるしかない。
……親父、頼むぞ!
俺が欲しいのはハイドだったが、これはベースのテツヤでもない。俺が欲しいのはラルクのメンバーだ。この際、ハイドじゃなくてもいい。
次にとったうちわをそっと覗くと、世紀末の救世主がモヒカン野郎に秘孔を点いていた。
「それはケンシロウだよ! ! 長いよっ!!!!」
俺はうちわに頭突きをした。
「たかひろ君!?」
彼女は真剣な目でこっちを見ている。
「ごめん、でも大丈夫。後二枚ある……」
俺は意味もなくそう呟いた。
……これ以上、俺を怒らせたらあの物販を燃やす。
怒りを刻むためにきちんとうちわを見た。そこにはケンシロウがタバスコを加え、相手をギッタギタにしている姿が映っていた。どちらかといえばやられている方がバンドマンに見える。
……野郎、いい度胸してるじゃねえか。
俺が欲しかったのはハイドだが、ギターのケンでもよかった。それをあいつは踏みにじったのだ。
……次に来るのは何だ?
もうここまで来れば俺の頭は冷静だ。どう転んでも、まともな画像が載っているわけがない。
そう覚悟して次のうちわを取ると、そこには可愛いお猿さんの親子が映っていた。
すでに人ではなかった……。
「ユッキーじゃなくて、ウッキーってか……」
俺は小さく呟いたが、すでに怒りは収まっていた。これ以上、こいつの冗談に付き合っている暇はない。大人のお猿さんの上に、小さいお猿さんが乗っており、その子が二つのスティックを持っているのだ。きっと彼はドラムのユキヒロを思ってこれを作ったのだろう。
「たかひろ君、早く」
ようこが隣で叫んでいる。すでに会場は暗くなりつつある。
「ああ、わかってるよ!」
俺は逆切れしながらうちわを掴んだ。
……いいだろう、最後のうちわでこの会場を乗り切ってやろうじゃねえか。
俺は最後にとったうちわを天井に掲げた。そこにはきちんと四人のメンバーが映っていた。
「なんだ、ちゃんと持ってるじゃない」
ようこは大きく吐息をついていった。
「ああ、そうみたいだな……」
俺はそういって溜息をついた。
「中々面白かったよ、親父……」
俺は親父を思いながらライブ会場を待つ。
ライトが消え、ラルクのメンバーを待つことになった俺たちは皆、静まり返った。
やっと彼らに会える。俺は嬉しい気持ちを取り戻しながらもうちわを眺めた。そこには蛍光塗料によって緑色の肌になっている四人のメンバーが映っていた。
「それはハルクだよっ!!!!! 人間でもねえよっ!!!」
俺はうちわをへし折った。
「た、たかひろ君?」
「ごめん、ようこ。俺が作ってきたのはこのうちわだ」
そういって俺はお猿さんが映ったうちわを取り出した。
「え、何で?」
「時間が経てばわかるさ」
俺は今年が申年ならいいな、と全く別のことを考えていた。
ライブが始まった。彼らはいきなり派手な登場をかまし、会場を沸かせていた。距離が近いため、彼らの動きが一層鮮明に映る。
ハイドは俺たちに水を掛けるようにペットボトルを投げてきた。それに対して、俺の彼女も興奮しているようだった。
……今夜は俺が掛ける番だったのに……。
俺はそう思いながらぐっとうちわを握った。猿のうちわを持っている奴が考えていい妄想ではない。俺はもうきっぱりと諦めてライブを楽しむことにした。
ラルクのライブは絶好調で、3曲立て続けにおこなった後、ハイドがMCに入った。
「みんな、ありがとうー」
そういいながらもメンバー紹介に映る。最後にユキヒロになった途端、俺は驚愕した。
彼も同じうちわを持っているのだ。
「今日はありがとう、ドラムのユキヒロです。実はさっき面白いうちわを見つけたんだ。皆にはこのうちわの意味がわかるかな?」
みんなはわからなーい、と叫んでいる。俺だってわからない。
なぜ彼が同じうちわを持っているのかも、なぜこのうちわが彼を指していたのかも……。
「これですね、猿の上に猿の子供が乗ってスティックを握っているんです。これが本当のドラ息子ってね」
会場が大きく沸く。若い女の声でおもしろーいと歓喜に渦巻く。
「え、たかひろ君? もしかして?」
「……そういうことだ、ようこ」
俺は男としての自信を取り戻していた。
「お前が好きなユッキーはここにいる」
「きゃー、ありがとう。嬉しい、宝物にするね」
俺は彼女にうちわをプレゼントする。こうなれば俺のうちわはハイジでも構わない。
ライブが終わり、俺たちはサンパレスを後にした。彼女は隣で嬉しそうにうちわを握っている。
「凄いね、こんなサプライズ初めてだよ。たかひろ君、ユッキーと友達だったの?」
「……もちろん違うさ」
俺はさりげなくいった。
「ただ彼の感性と俺の感性が近かった、っていうことだね」
彼女は俺のセリフを聞いているのかわからないが、凄い凄いと褒めちぎった。
最高のシチュエーションだ。このままなら確実にホテルに行ける、そう確信するものが胸の中にある。
彼女を連れ出し、駅とは逆方向に行く。すでに下準備は済んでいるのだ。後は勇気を振り絞るだけだ。
「ねえ、この辺り怖くない?」
ようこがぼそぼそと呟いているが、俺の頭の中ではどこのホテルに入ればいいのか迷っていた。
「暗いしさ……やっぱり帰ろうよ……」
俺は彼女の言葉を聴いて、心細くなっていった。
俺だって不安なのだ。初めて二人だけできた博多で安心できるわけがない。
高校生にはこの街はニューヨークのスラム街と変わらないのだ。
……そうだ、親父の餞別。
俺は何気なくポケットに手を突っ込んだ。すると自分の知らない感触が中にあった。
あの親父に今日は救われたのだ、ここは最後まで親父に託そう。
そう確信した俺は親父から貰ったものを引き出した。
そこにはカプセルボールが入っており、中には緑色のケロケロケロッピという蛙のキャラクターが入っていた。
「カエル、じゃ、ねーよっっ!!!!!!」
俺は再び大声で叫んだ。
あの野郎、どうせまた親父ギャグを飛ばしたのだろう。ラルクアンシエルじゃなくてカエルといいたかったのだ。
「……ごめんね、たかひろ君。私が悪かったよ」
俺の怒りになぜかようこが謝り出した。彼女は俺の腕をぎゅっと握って続けた。
「泣き言ばっかりいってごめんね、私も今日、たかひろ君と一緒にいようと思って家を出てきたの。だから……」
「ねえ、それってもしかして……」
彼女が真剣な面持ちでいう。
「……いいよ」
彼女は恥じらいながら目線を合わせず頷いた。
その時に俺はやっと現状を理解した。彼女は俺の突っ込みが今日は帰らないぞ、という合図に聞こえたのだ。
彼女の誤解からだが、それでもいい。俺が今からやりたいのはそういうことなのだ。
……親父、あんた、最高に生かしてるぜ!
俺は心の中でそう叫んだ。親父のせいで俺の心は最初、雨のように暗く淀んでいたが、今は綺麗な虹が見える。そう、虹は雨が降らないと見ることができないのだ。
ノーレイン、ノーレインボーだ。俺は今から大人への階段を登るのだ。
……親父、俺は今から俺のライブ会場へ向かう。
親父を思いながら、俺は初めてラブホテルのドアを開けた。
もちろん、最初の曲はヘブンズドライブだということはいうまでもない――。
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