第24話 使命感


 朝の感覚がする

 今日も目を覚まさなくてはいけない


 目覚まし時計はどこだっけ

 止めなきゃ

 誰かにうるさいって言われそうだから


 朝ごはんをつくらなくちゃ

 あぁ、急いで支度をしなくちゃ

 鍵を閉めたかな 確認しないと

 でも、もう電車の中だ


 生きるための、この使命感は

 いったい誰からもらったんだろう

 自分で生み出したものなのかな



 朝ごはんは抜いてもいいんじゃないか

 夜は12時を越えてもいいんじゃないか

 もっとデートとか欲しいものにお金をかけてもいいんじゃないか



 もっと、もっと、

 適当に、楽しく、

 ちゃんと、笑顔でいられないものか

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