押し入れの中のジグゾーパズル
流線型の風が今も私の周りで遊んでいる
どんなに厚着したってほっぺは素肌のままで
身体を丸くしたお陰で大好きな空も仰げない
一歩一歩刻む事がどんなに大切かを
この季節はあまりにも饒舌に語ってくれる
翼有る者たちにも容易に動けないこんな天気
灰色の空 どこまでも続く空
電信柱が歌っているよ
交通標識が踊っているよ
雪は海を避けて遠くの山に舞い降りて
ここからじゃただの遠い景色のままで
まるでそっくりの看板があるみたい
風が無ければこんないい天気はないよ
ほらあそこ ネコが幸せそうに眠ってる
昼寝したらずっとずっと深く沈むだろ
こんな時でも子供たちはとても元気で
焚き火の前に集まった大人たちに
過ぎ去った時間の重さを教えてくれる
目を閉じればすぐにだって思い出せるのに
駆け足で空は焦げていく
電線に仲良く鳥が並んでる
一番星 闇のカーテンを降ろしてく
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