百億年のその先へ

百億年、地球が廻ったって

ボクの聲は君に届かない

苦しくたって、いつでも側に居るから

ずっとずっと、君の隣で笑ってたいんだ


例えば君が、辛い思いをした時に

ボクはそっと側に居て



君の話を聞くよ、だからいつでも頼ってね?


ある朝、君が言った

その一言に、胸が張り裂けそうで

“痛い”とも“悲しい”とも、言えずに立ち竦んだんだ

どうしてそんなに、悲しい言葉を言うの?

ボクはいつだって、君が一番で

君の為なら自分の事だって、捨てされるのに


何もかも取り払って、自由になれたなら

君の手を取ってこの歌を

幾百年の、星の彼方から

君だけに向けて愛を誓うよ


だから、お願い

君だけは 一人にならないで

ボクの思い出を、忘れて

一からやり直せるから


青空見て、独りで流した涙

苦しみを押し流すように

今ボクは君の新たな門出を祝う





幾百年の 募った想いの中

君の笑顔が眩しく光る

ボクの聲は君だけに

届け、届いてほしいんだ

ボクの想いは空の彼方

ふわりふわりと、溶けていった

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