名も知らない怪物
名も知らない怪物が ずっとずっと
僕の後を 追ってくる
えも言われぬ恐怖と絶望が
次第に心を埋め尽くす
真っ暗闇に 身を投じ
救いを求めて 手を伸ばす
僕の手が掴むのは
ただ 何も無い 暗闇ばかり
「助けて」の一言が 虚しく辺りに響くのが
僕の心を抉りとり
まともな感情をさえも奪い去る
闇を抱えて歩くなら
「僕が独りで歩みましょう」
助けを求める権限も
人を殺めた僕になら
トンッタタットンッ
独りで踊れ 死の舞踏
血が辺りを照らすなら 肉片は辺りを着飾る調度品
僕は
独りで虚しく 独りで淋しく
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