第2話 子は親を選べない 後半

僕がこの世界で一番初めに殺してしまいたいほど憎んだのも母です。

腫れ物に触るように、極力関わらないように生活をしていたある日

ある出来事がきっかけでついに両親が離婚する事になりました。

本当に嬉しい出来事でした。

母がいなくなった後の実家はとても穏やかでした。


それからもう母とはほぼ顔を合わせていません。

兄弟それぞれ実家を出て、

先に結婚した弟は自分の結婚式に母を呼んでいません。

僕もその後、結婚をしましたが、

もちろん知らせていませんし、式にも呼んでいません。

酒が入ると何を言い出すかし出すかわからないような

周りに迷惑をかける人間を呼びたくありません。

あんな人間を嫁にも会わせたくありません。


自分の子供にそんな風に思われるなんて

本当に残念ですよね。

でも、それがあの人が自分のしてきた事の結果なので自業自得です。


子は親を選べません。

親が嫌いだけど色々な事情で親元を離れられない人は

たくさんいると思います。


もしあなたが10代なら時を待ちましょう。

お金を貯めて実家を出る準備も本気なら出来るはず。

20代以降なら親の言いなりになる必要もなければ

世間体なんて気にして自分のストレス抱える必要はないので

すぐに離れましょう。


人生大きく変わると思います。

辛いのは今だけです。

もう少ししたら一生関わらずに生きていける道が必ずあります。


映画やドラマなどでみる温かい親子の関係、

僕はすごく憧れていました。

自分が子供と言う立場では無理でも、

あなたが親になったとき、自分がされたような事は

しないような大人になりましょう。


負の連鎖は続くと言いますが

ここでしっかり切りましょう。


明るく優しい未来のために。


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