「梅干しレッド！青のりブルー！出し巻きイエロー！黒ごまブラック！さーもんピンク！ご飯の未来を守る為、正義の味方、ご飯戦隊デンシジャー参上！」

　テレビでは、戦隊物ＣＭが放映されていた。

「敵が出てきたぞ！ミャウミャウ猫将軍だ。今日こそは、お前をやっつけてやる！！」

「ニャニャニャ！！ご飯戦隊電子ジャー！今日こそは、鰹節かけて喰ってやるわ！！それいけ、ネズミ爆弾発射！！」

ボンボンボーン！！

「うわ～！！今日の敵は強いぞ。でも、我々は負けはしない！！ご飯の未来を守るんだ。電子兵器、レンジロボ出動！！レンジオープン、マイクロウェーブ照射！！！」

「うわー！！ネズミ爆弾がやられた～。覚えておれ電子ジャー！次こそは勝つ！！」

「さあ、みんなも僕達と一緒に戦おう！！待っているよ。コーラ喰えん！で、僕と握手！」

　僕は黙って、テレビを消した。

おしまい

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