深夜バス

送ってくれた父に別れを告げ、

カーテンの全て閉まったバスに乗り込む


窓から景色が見えることはない

ただ人を運ぶためのバス


狭い席に座って

イヤホンで耳をふさぎ

スマホをいじって

暗くなるのを待つ


再び始まる孤独との戦いに向かう

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