第56夜 透明人間
2017/02/19 3:16
眠くも無い腹も空かない感動もない。ただただあと2日。それを待つのみ。
生命の維持なんて、それから後でいいのだから。はやく時間が過ぎてくれればいいのに。
僕たちは相変わらず強く求め有っていた。
おそらくお互いに先の事を考えていない。考えたくない。僕たちは知り合い過ぎた。間に存在する無知な部分をさらに埋め合おうと欲が出てしまう。だから僕たちは向いてない。
こんな激しい昂り、感情、生活。長続きする筈も無い。嫌だ。すぐそこまで見えかかっている運命を直視出来ない。
間違いだなんて誰も決めてない。
自分たちで、間違いを認めてしまっているだけなのだから。
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