第6話

「ココロ」



‪ココロは自分で開かないと誰も開けてはくれません。

それは扉だったり、窓だったり、覗き穴だったり、薄いカーテンのようだったりもするけれど、ある人には薄いガラスに見えたり、またある人には分厚い壁に見えたりしてる。

自分を守る盾。

他人を遮る殻。

世界を隔てる線。

ココロは人が人であるための砦。‬

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