第3話
「拗ねる」
ぼくが今居なくなっても誰も困らない
ぼくが今居なくなっても誰も気付かない
みんなの優しさがどろどろに溶けた微温湯に浸かって
外の寒さとお湯の温度に文句を言って
目を瞑って耳を塞いで膝を抱えて深く深く沈んだら
手を延ばしてももう届かない水面の先にあんなに欲しがった景色があるよ
さあ、あとひとつ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます