甘き聖夜ユリスマス⑥ 「リトル・ガーデン」は皆さまの百合を全力で応援します。

「ちゅっ♪ んむふぅ、ぷちゅん♪ ずぷっ、ずぶぶぅ♪ るちゅ……ん♪」


 クリスマスイブの百合メイド喫茶「リトル・ガーデン」。

 美緒奈みおな季紗きさも、難しいことを考えるのはやめた。


 だって、今日はクリスマスイブ。

 お店に来ているお嬢様たちにとっても、特別な日なんだから。


 百合メイドとして、最高の百合キスで思い出を作ってあげたい。


「ちゅっ……んむふ。ずちゅぅ、ちゅぶっ……ぐぷぷ……ん♪」


 美緒奈とケーキの口移しをしたがるOLのお姉さまたち。

 社会人にとって忙しい年末も、甘いケーキと百合キスがあればがんばれる。


「んちゅ♪ くぷ、ずぶぅ……るぷっ、ぷぁ♪ ぽぁ、ちゅぶぅぅ……♪」


 赤毛ツインテールのロリメイド美緒奈、お姉さまたちに百合と元気をくれる彼女は、まるでアイドル。


「ちゅぱぁ♪ ずぶっ、んーむっ♪」


 ※ ※ ※


「ふぅ……んふ。むぅ……ずちゅずちゅ♪」


「あ、ふぁ♪ お、お姉さま、舌がぁ……♪ ちゅぷぅぅーっ♪」


 長い髪にツリ目の後輩メイド、千歌流ちかるに、唾液とドリンクのカクテルを、百合キスで教えてあげる季紗。仕事の合間を縫って面倒見てくれる、優しい先輩である。


「ふぅっ、ずちゅんっ♪ ぐぶっ、ふぅ……♪」


「やぁっ、零れりゅ……ぅ♪」


 口元から溢れた泡も、もちろんペロッとキスで舐め取って。

 こうして教えられた濃厚百合キスで、次はお客様たちを喜ばせるのである。


「ふぁっ、んぷ♪ じゅぼっ、ぐちゅぁ……♪」


 美少女の唾液と華やかな炭酸の口移し。

 「リトル・ガーデン」のはノンアルコールなので、女子中学生や高校生にもおすすめです。


 ※ ※ ※


 パティシエ顔負けのお菓子作りの腕を誇り、百合メイド達の中でもお嫁さんにしたいと評判のリズさん。

 彼女の特製ケーキを頬張り、接吻で口移ししながら、初々しい百合ップルのお嬢様たちが愛を確かめ合う。


「んふぁ、ちゅぱぁ♪ えへへ、中学最後のクリスマスに、素敵な想い出が出来たね♪ ちゅぷぬ♪」


「んっ♪ 私、今日のケーキとキスの味、高校生になっても忘れないよ♪ ちゅ、んぱぁ♪」


 リズさんのケーキは、女の子たちに無窮の愛を贈るのです。

 そしてまた、リズさんの乳も……。


「んちゅぁ♪ むぱぁ♪ や、やぁん、今日は、揉んでもいいですよとは、言ったけどぉ……♪」


 乳大好きの常連、リズのクラスメート後條ごじょうるんを始め、おっぱいに魅せられた少女達が、リズさんの胸を前から後ろからむにゅむにゅして百合キス。


「んっぱ、むぷぅん♪ ふかふか、ふかふかだよぅ♪」


「ふぁぁ、らめぇぇ♪ んっ、じゅるるぅー♪ も、もうっ。でも、今日はイブだから……」


 メイド服越しに乳を弄られながら、羞じらいつつ優しい笑顔を浮かべるリズさん。


「クリスマスイブですもの、今日は特別に、お嬢様たちになら、なにをされても許して差し上げますわ♪ んふ、ちゅくんっ♪ くぁ、あっあっあっ……♪ んちゅるむ、るぱぁ……っ、あーっ♪」


 金髪縦ロールと巨乳を振り乱して。

 愛や夢や色んな液体を振りまく彼女は……聖なる日に舞い降りた天使なのかもしれない。


「ちゅ……♪」


 ※ ※ ※


 あっちでちゅっちゅ、こっちでちゅっちゅ。

 今日の「リトル・ガーデン」では、愛する女の子同士がいつも以上に百合キス。

 もちろんメイドたちも口移ししたり、口移ししたり、脱いだりと大忙しである。


 でも。忙しいのだけど。


(た、楽しい……っ♪)


 口いっぱいの百合キス唾液の味にうっとりする、西城さいじょう由理ゆーりさん17歳。

 ちょっと前までノンケとか自称してた人。


「ふぁぁっ、だってぇ♪ お嬢様たちの喜ぶ顔が、何より嬉しいんだもん♪」


 すっかり百合メイドな由理、お手伝いという名目で研修中の後輩メイド(中学生)、前園まえぞの円美まるみからオーダーを受け取る。


「お姉さま、いえ先輩。8番テーブルのお嬢様、チキンソテーの口移しご希望です。……ちゅっ♪」


「ええ、今行くわ。……ちゅっ♪」


 オーダー了解の返事も百合キスである。

 そして、チキンソテーにローストビーフなどなど、クリスマスらしいごちそうをいっぱい百合キスで口移しした由理。


「ちゅぱぁっ、ずぼぁ♪ んもう、そうよ、認めるわよ! 私……百合キスが大好き♪ ケーキはやっぱり口移しだよね♪」


 全ての百合な乙女たちに、銀河埋め尽くす星みたいな、いっぱいの愛を。

 百合メイド喫茶「リトル・ガーデン」は、そして由理は、ジングルベルの調べに乗せて百合キス接吻するのだった。


 ちゅっちゅっちゅ、ちゅっちゅ。ちゅっちゅっちゅうちゅちゅ、と。

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