2月19日
コンビニにちょっとしたものを買いに行く。
ちょっとしたものはたいしたものの隣に陳列されていて、私は少し多めに三個のちょっとしたものを手にとりレジに向かった。
これ、お願いしますとレジに出して顔を上げると、そこには夜の精がいて、眠たそうにいらっしゃいませと接客してくれる。
「時間つぶしですよ、夜までの」
驚いている私に、夜の精はあくびをしながら教えてくれた。
「まぁ、最近不景気だし。少しくらい、稼いでおいた方が良いかなって、ね」
レジ袋はご入り用ですか? ああ、いらない? ご協力ありがとうございます、と言う夜の精からおつりとちょっとしたもの三個を受け取って、私はコンビニを後にする。
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