12月22日
電車に乗って遠出をする。
クリスマス用のモミの木を買いに行くためだ。
電車の中には私以外にもモミの木を買いに行く人がたくさんいて、それぞれに理想のモミの木について熱く語り合っている。
いくつかの駅を過ぎたとき、聞き覚えのある声が聞こえてきた。見ると、ペンギンと木彫りのカッパがモミの木について言い争っている。
「モミの木は幹の太さが要」と木彫りのカッパが主張すると、「モミの木は枝の多さが魅力」とペンギンが返す。
私は声をかけるべきか見つからないようにするべきか悩んでいたけれど、悩んでいるうちに二人とも電車を降りてどこかへ行ってしまった。
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