第149話 恐怖を煽る情報
毒母関連の著書で有名な田房永子さんが
臨月になると周りから
「陣痛痛いよ〜」
と嬉しそうに(?)恐怖を煽ってくる人たちがいる
というような事を書かれていたんだけど
これと似たような事を
ガンかもしれないと診断待ちしている人や
何かしらの体の不調、異常が出たと漏らした人に
言いたがる人たちがいると、ここのところ再認識した。
医者でも無いのに、誰かしらに聞いた、テレビでやってた等の情報を駆使して
ガンかもしれない、と不安がっている人を
慰めるどころか
「あのガンは症状が出たらもうヤバイから」とか
「そういう症状出てると、手術出来なくて抗がん剤らしいよ」とか
「抗がん剤やったら死期を早めるだけだよね」など
無駄に人の精神状態をボロボロにしようとする人たちをチラホラ見聞きする。
大半の人は悪気はないのだと思う。
心構えが持てるように、いい知識を教えてあげてる
ぐらいの感覚なのかもしれない。
けれど、昔ほどはガン=死ではなくなってきたけれど
だからといって、ガンと診断されれば誰だってショックだし
簡単に前向きになれる人ばかりではない。
腫れ物に触るようにする事も無いけれど
まだガンだと診断されてない人の恐怖を煽るような情報を言う人は
無くなってほしい。
そしてこれだけガンになる人たちが増えてきたのだから
もっとガンに対する正しい知識を一般の人も持ってほしいなと思う。
抗がん剤は確かにキツかった。
私もやる前は世間での抗がん剤、悪情報のために
すっごく恐怖だった。
けれど医療は進歩している。手術だけじゃなく抗がん剤も。
昔のイメージ的情報を知ったかぶりで流して
病気かもしれない、これから闘病する
という人を怖がらせないでほしい。
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