第114話 5クール目 TC療法 抗がん剤終了

昨日は、ポート抜去術後の抜糸でした。


本当はそれだけで終わるはずだった。

けれどその後に少し話が。


ポートを取り出した事と、糖尿病の糖質コントロールの件があり

今度の抗がん剤は入院してやる予定だった。


けれどそれが無しに。


そして抗がん剤治療自体も次回の6クール目をやらずに

5クールで終了と。



理由は……


ポートの抜去術をしてくださった先生が処置中に

造影剤を入れながらポートの入っていた周りを見ていたところ


血栓のようなものがいくつか両鎖骨付近にあるのを見つけていて


それは、放っておいても自然に消えていくものらしんだけど

消える前に、その辺りにルートを取って抗がん剤をやるのは危険だとの事。


だからと言って、その血栓が消えるまで待って

時間を置いてからの抗がん剤治療は意味が無いらしい。


そう行った事を抜去術をしてくださった循環器の先生と

主治医の婦人科の先生が話し合って


私の抗がん剤治療は既定の6クールをやり切らず

5クールで終了という事になった。



私が腕でルートが確保できる人ならば、そうはならなかった。

腕で取れるかどうかは、その時になってみないと分からない。


だからと言って、鎖骨辺りでは血栓の事があるので出来ない。


先生は「もう5クールまでやったのだから」という事や

「5クールと6クールで、それほど差があるのかと言ったら、それほど

あるとも言えないです」


とも仰った。


正直、私はこれに少しモヤモヤ感があった。


5クール目投与日に、ポートが使えなくなった時

先生は、5クールで終わらず6クールまでやり切りたい

やり切った方がいいと仰っていた。


なのに今回は前回と違う事を仰っている。



分かるよ、血糖値コントロールや血栓の事などの危険を押し切ってまで

やるほど5クールで終わる事と6クールまでやり切る事の危険度は


5クールで終わっておく事の方がマシなんだろうと。


それでも私は前回の投与日に、6クールやり切った方がいいと

仰っていた先生のお話や感覚で


私のガンは結構リスクが高い方なのかな?と思ったし

入院して色々対策してまで6クールやり切るはずだったのが


あっさり(?)無くなったのが

本当は少し納得いかないというか、いいのかな?本当に


という思いも感じた。



そして次は月末にCTを撮るんだけど

それもただの既定スケジュールという感じではなく


何となく、再発の心配が無いかどうか普段以上にチェックする

というという感じに受けて


余計に、本当に5クールで終わっちゃっていいの?と

思ってしまったのだ。


でもまぁ、最近キツくなっていた抗がん剤の副作用も

これで終わるわけで


それは嬉しいのだけど


まだこれから次は糖尿病の闘病と再発しないかどうか


があるわけで

終わったからと言って、さほど喜べないのだった。

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