第33話 キーボード

うちのニャンズは、執筆活動の邪魔をします。


たぶん、どこのニャン子も同じかも?


甘えたい時は、何が何でも膝によじ登ってくる。


膝の上だと、キーボードを打つ手がお気に召さないらしく、上へ上へと移動する。


そして、キーボードの上に横たわる。


画面には、不思議な文字の羅列がダァァァァーーーーーーーーと並ぶ。


ついでに、何かのキーとキーを同時押しして、見たことがない文字入力表示になる。


……戻せない。


……Webで調べる。


……戻せない。


……宅急便の人がチャイムを鳴らす。


……ニャンズがキーボードを蹴って飛ぶ。


……キーも飛ぶ。


ノートPCの前に、外付けのキーボードが並ぶ。


今、ココ……。

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