『あーあ、疲れた。』

紗奈が呟いた。

紗奈はクラスの中の番長的な存在。

私は紗奈のグループに居る。

紗奈の他にみなみと優香、朱里がいる。

みなみたちはみんな揃って紗奈の真似をするから私も真似したくなる。

だって、カラコンだって、メイクだってJKっぽいことしたいでしょ？

でも、私のお母さんだけ、カラコンは目に悪いからダメ！

化粧なんてそんなもの！だってさ。

お母さんだってメガネじゃなくてコンタクトじゃん。カラコンだって同じ。

お母さんはスッピンなの？

化粧するのは女の子の特権でしょ？

なにが悪いのさ。

紗奈達が羨ましいっていつも思ってた。

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