第3話 しごと と じけん
旬[兎に角テレビのニュースをみてくれ!!]
そう言われた僕はテレビのリモコンを取り、電源を入れた。もう23:00をまわる頃だった。
「この時間ならNEROかな...」
〖NEWS NERO〗
♪〜♪〜〜NERO〜♪
『こんばんは、今夜のNERO 早速こちらのNEWSからです。』
『先程入ってきたNEWSです。株式会社 千曲の社長ら幹部5名程が共謀して会社の経費を横領していた事件で警察は、家宅捜索を行い業務上横領罪などの罪で、諏訪 卓造容疑者ら6名を逮捕しました。』
『諏訪容疑者らは供述内容として.......』
(株式会社 千曲って僕の働いてる会社じゃないか)
「えぇえええぇぇぇ!!!!」
「どどどどうしよう!?」
「ひとまず旬に電話しなきゃ....... もしもし?旬!これって」
『あぁやばいぞ、こりゃ本社の話だが俺達札幌営業所も煽りを受ける。社長があれじゃ会社は倒産。俺達たちまち無職だよ』
「無職......悪くないかも」
『へ??圭護お前何言って....』
「いやじいちゃんが言ってたんだよ昔、男は一つの場所に留まらずにいろんなとこ転々と歩いて初めて1人前になれるって」
「僕、会社やめて無職になることにするよ」『(そうか...こいつ急なことで頭が回らないんだな)おぉわかったわかった、じゃあまた落ち着いたら電話するな。』
そうして電話は切れてしまった.......。
「今日はもう寝て明日に備えるかな、きっと明日の朝礼で何か報告があるはずだ。雨は松本さんに預けるし」
「おやすみ雨」
------次回へつづく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます