微睡み続ける
いやな夢をみた。額が汗で濡れている。
でもその前は、何か幸せな夢だった。気がする。
時計を見る。まだ余裕は、ある。
眠ろう。
それしか嫌な日常の逃げ道は無いみたいだからさ、眠ろう。
そして逃亡を図ろう。
お腹もいたいし。
苦しいよ。石のように冷たく痛いしさ。
微睡む。いや、眠るんだ。
向こう側を、目指すんだ。
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