第800話 書くか書かないか

作家が公共の場で、


原稿料のことや印税のことや部数のことを話すのは、


暗黙の了解で「黙っていること」を求められているようだ。


これはこの業界においてのローカルルールで、


教えてもらわない限り知らずに行くことになる。


ただ、なぜ黙っておかねばならないか、


それは契約書に、契約書の内容は他言無用と書いてあるからだけど。


他に、作家がこれは出来たら避けた方がいいというのに、


特定の編集さん、特定のレーベルに対して個人的な考え方を(マイナス)


発信すること。


どんなにぼかしても、出版社や編集者さんはチェックしてたりする。


暇? いえいえ、それが市場調査でもあるので、エゴサも良くしているようですよ。


それから、進捗の具合。


これは非常にデリケートで、進捗状況からどんな仕事を今引き受けてるかわかるんですよね。


他の作家さんもおっしゃってましたけど、同業同士の足の引っ張り合いもあるので、


そう言うアピールはいらぬ感情も呼び起こすので、避けた方がいいという方もいれば、


どこのレーベルにどういう作品を書いてるか、そういうのがばれたら困るレーベルもあるので避けるといった具合。


わたしは、上記のことも含めて、


仕事がぽしゃったこともあるので、次第に進捗もあまり書かないし、


書いても何枚、何ページ書いたか書くだけにしてる。


あとは脱稿! って叫ぶ。


脱稿だけじゃ、逆算して発売日計算できないしね。


何日が〆切と書いてても、実はそれ自己〆切で、出版社〆切じゃないことのほうが多い。


もしかしたら書いてるかもしれないけど、それは大失敗。


日々学んで、自衛しないといけない。




と言うわけで、4/9から書き始めて90P。あと200P。連休はいる前に書き終わるかなぁ……。

1日20Pが理想です。それを普通速度にしたい……。

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