第68話
寝転んでいると仲間達が近寄ってくる。
「お兄さん何やってるんですか!こんなみじん切りにして!オマケに台座までぇ〜.....」
怒って泣いて忙しいやつだな。
「お兄ちゃん凄かったよ!さすがお兄ちゃん」
相変わらず褒めてくれるユウヤ。褒めたら伸びるお兄ちゃんなのでこれからも褒めてくれ。
「真さん。これで返済も一気に出来たはずです!やりましたね!」
珍しく働いてた女神様は返済のために頑張ってたみたいだ。返す気があったのか。踏み倒しそうなやつだけに少し意外だった。
少し身体が楽になってくる。
ドラゴンのみじん切りをとりあえず回収していく。
こんなの使えるかわからないが、親方と素材渡すって約束してあったしな。
四人で大袋を担ぎ町に戻る。
町中に戻ると町人が出迎えてくれた。
何事かと思ったら腰を抜かしていた冒険者達が目に映る。
(あぁ。なんか読めてきた)
今回は変な尾びれ背びれがついた噂になってないことを祈ろう。
親方がルナさんを宿屋に休ませていると説明してくれる。
親方にお礼を言い、大袋を二つ渡し宿屋に向かう。
向かっている途中、背後からなんじゃこりゃ〜っと叫び声が聞こえた。
宿屋に着くと、宿泊していた部屋にルナさんが横になっていた。
良かった。呼吸は安定している。
いつ目覚めるか、どんな症状なのかがわからない。今後どうするか......。
そんなことを考えているとガチャッと扉が開く。
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