第8話 読書人口を増やすには……
読書人口を増やすには「書き手を増やす」のが有効だな。
文章を「読む能力」がある大人は巷に大勢いるというのに、
昨今、本の売れ行きが悪い。すこぶる悪い。なぜか。
これまで盛んに書籍を買って業界を潤していた購買層が、
一斉に老化したからだ。
そして、目が衰えてくると、まず本を読まなくなる。
「 本当に、世の中の文字は、小さすぎて読めないっ──!!! 」
って、CMで渡辺謙も絶叫してるではないか。
https://www.youtube.com/watch?v=wObXLdAjC0w
(YouTube【ハズキルーペ 公式CM】渡辺謙さん・菊川怜さん 編 )
ここで、日本の「人口ピラミッド」を見てほしい。
http://www.stat.go.jp/info/today/114.html (総務庁統計局HP 「図2」)
人口が多いのは一目瞭然、
いわゆる「団塊世代」(66~68歳)と
その「団塊ジュニア」世代(41~44歳)だ。
つまり、出版業界を活性化するには、この年代に働きかけるのが効果大。
魚のいないところで釣りをしても、大きな成果は見込めないのだ。
ところが人間、年をとると、
紙面がよく見えなくなるから、文字を追うのが煩わしい。
小説から得られる情緒云々なんて実生活では役に立たない。
つまりは、本を読まなくなる。
でも、自分がモノを書いてたら?
表現したいこのシーンは、
どう書いたら伝わるか。
どんな表現が適当か。
このセカイで飲み食いするそうしたものの生産ラインは現実ではどうなっているのか。誰がどのように携わりどんな問題が発生しどんな対処が必要か。
中世の世界観のコレコレについてこうしたナントカが成立していた理由は何か……
セカイを形作るアレコレについての「知識の収集」が必要になる。
そこで出番だ。出版物の。
歴史や小説を紐解けば、答えが全て書いてある。
だから「知識を仕入れるために」モノを書く人は本を読む。
皆がそんなふうになったなら、出版業界も持ち直す。健全に。
そも、識字率がこれほど高いこの国で、皆が一律に本を読みバンバン知識を仕入れたら、もう怖いものなんか、ないんじゃないか!?
──と思うが、いかがだろうか (^0^; ←今ちょっと思いついた
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