第三話 お風呂の調子が悪いから、みんなでいっしょに銭湯へ行こう
六月二日、水曜日。
聡史は午後四時頃、みつゑさんがしようとした買い物に自分から願い出て代わりに行ってあげ、午後五時過ぎに鶸松寮に帰宅した。
「聡史お兄さん、おかえりなさい」
「おかえり聡史くん、残念なお知らせなんだけど、今日はお風呂使えないの」
茉希とモニカもその頃には帰っていて、ロビーのソファーに腰掛けくつろいでいた。
「この寮が出来た時からずっと使ってた給湯器が、とうとう寿命が来たみたいでね。明日業者さんに新しいのに交換しに来てもらうから、今日は聡史ちゃんも銭湯へ行ったらどうだい?」
みつゑさんはこう勧めてくる。
「俺、家に帰って入ろうかな」
「聡史くん、そんなこと言わずにいっしょに銭湯行こう! 普段行く機会ないでしょ?」
茉希に腕を掴まれ誘われ、
「確かにそうだな。せっかくの機会だし、行ってみるか」
聡史はあまり気が進まなかったが、銭湯へ行くことに決めた。
「近所にお勧めの銭湯があるの。和風でわたしはとても気に入ってて、月に一度は入りに行ってますよ」
モニカは杏子に、詩織も果帆に携帯で連絡して誘い、計六人で行くことに。
みつゑさんは近所の友人宅のお風呂を借りるとのことだった。
※
夜七時半ちょっと過ぎ。
みんなは鶸松寮からは徒歩約七分、五百メートルほど先にある昔ながらの銭湯、燕湯へ。
「ここは俺、初めて来たよ」
受付にて聡史が代表して、みつゑさんからいただいた六人分の入湯料を支払った。
当然のように聡史は男湯、他のみんなは女湯の暖簾を潜る。
女湯脱衣室にて茉希、杏子、モニカがすっぽんぽんになった頃、
「シオリちゃんとカホちゃんは、素っ裸にならへんの?」
「だって、公共の浴場だと周り知らない人ばかりだから恥ずかしいもん」
「アタシも同じく。おウチではすっぽんぽんだけど」
詩織と果帆は肩から膝上にかけてバスタオルをしっかり巻いていた。
「二人ともそんなに恥ずかしがらんでも。余計目立って恥ずかしいと思うで。素っ裸の方が絶対銭湯に相応しいで」
杏子はこの二人の前に仁王立ちして助言する。
「杏子お姉ちゃんは羞恥心が低いよね」
「うん」
それでも詩織と果帆はバスタオルを巻いたまま浴室へ入っていった。
「私も中学生の頃、大浴場で素っ裸になるのは恥ずかしいなって思ってた時期があるから詩織ちゃんと果帆ちゃんの気持ちはよく分かるよ」
「モニモニはまだぺちゃパイやね」
「杏子、わたしはこれで満足してるわよ」
他の三名はすっぽんぽんのまま浴室へ。
「果帆、見て見て。スーパーサ○ヤ人」
「もう少し逆立てるとよりいいかも」
詩織と果帆は洗い場シャワー手前の風呂イスに隣り合って腰掛け、楽しそうにシャンプーで髪の毛をゴシゴシ擦る。
「シオリちゃんよう似合っとうわ~」
詩織の隣に杏子、
「緑茶の香りのシャンプーもあるぅ。これ使おうっと♪」
杏子の隣に茉希、
「わたしもこれにしよっと♪」
モニカは果帆の隣に腰掛けた。
「あの、モニカお姉さんは、今でも京大志望ですか?」
「うん、聡史お兄さんが来て、ますます勉強頑張らなきゃって感じたわ」
「さすがです」
「いやそれほどでも」
「モニカちゃんが勉強張り切るのはいいけど、私にまで求めて来ないで欲しいよ」
「ワタシ、この間までモニモニと席近かってんけど、授業中に居眠りしたら速攻叩き起こされたで」
「モニカお姉ちゃん、友達思いだね」
「当たり前のことだと思うけど」
「ワタシ、モニモニの席のすぐ近くにはもうなりたないわ~。ゆっくり居眠り出来へんもん」
「杏子、今度の席替えでもしなれたら、あの時以上に厳しく監視するからね」
「モニモニ顔めっちゃ怖いわ~」
「私も授業中、たまにノートにお絵描きして遊ぶことあるし、居眠りしちゃうことはよくあるよ」
そんな会話を弾ませてから数分のち、茉希、モニカ、杏子は体を洗い流し終え風呂イスから立った。
「あの、アタシ、体洗うのもうしばらくかかるから、みんな先に入ってていいよ」
「あたしももう少しかかるよ」
ふくらみかけの乳房と、うっすら生えかけの恥部を極力さらけ出さないように体をハンドタオルで擦ろうとしている果帆と詩織のしぐさを見て、
「シオリちゃん、カホちゃん、恐々と洗わんでも誰も見てへんって」
杏子はにっこり微笑みながらこう伝えて湯船の方へ。
「詩織ちゃん、果帆ちゃん、お先に」
「三人でかたまって浸かっておきますので」
茉希とモニカもあとに続く。
「ここのお湯、私にはちょっと熱く感じるよ」
「わたしもー。三七℃くらいがちょうどいいよね」
「ワタシはこのくらいのが好きや~。そういや聡史兄さんは、銭湯ではあそこ手ぬぐいで隠しとんかな?」
「私はきっと隠してると思うなぁ。聡史くんは控えめな男の子だもん」
「杏子、茉希さん、そういうのを想像するのは失礼かも」
「ところで幸岡先輩、リアル彼氏が出来てよかったね」
「私、聡史くんのこと、大好きだけど、彼氏って言われるのはなんか照れくさいな。私にとって聡史くんは、家族同然のお友達だよ」
「そんなこと言って。キスももう済ませとんやから立派な恋人同士やん」
「あっ、あれはね、寮の中だったから出来たの。外で、人前では恥ずかしくて出来ないよ」
「幸岡先輩もけっこう照れ屋さんやもんね。顔赤くなっとうよ」
「これは、火照って来ただけだから」
「茉希さんと聡史お兄さんは、お似合いのカップルだと思いますよ」
足を伸ばしてゆったりくつろぎ、楽しくおしゃべりし合っている中、果帆と詩織は周囲を気にしながら体をゆっくり擦っていく。
そんな時、
「お嬢ちゃん達、いいお肌してるわね。中学生かしら?」
バスタオルをしっかり巻いた、四〇代くらいのお方が隣のイスに腰掛けて来た。
「あっ、はい」
「アタシも、同じです」
詩織も果帆もけっこう緊張してしまう。
「そっかぁ。さすが若いだけはあるわ。この銭湯にはよく来るの?」
「いえ、数ヶ月振りです」
「アタシは、二年振りくらいです」
「そっか。おばちゃんはね、週に二、三回は来るわよ」
そのお方はにっこり微笑みかけてくる。
「――っ」
果帆は表情をやや強張らせ、
「……」
詩織は怪訝な表情を浮かべ、共に大急ぎでシャワーで石鹸を洗い流して逃げ、湯船に浸かってくつろいでいる茉希達のもとへ。
「あの、あそこにいるお方は、女性ではないですよね? 声も妙に男っぽかったし」
「あたし、絶対男の人な気がするよ」
タオルは床に置いてすっぽんぽんになって湯船に浸かると、びくびくしながらあのお方を指差し問いかけた。
「そうやね、明らかに男性やね」
「男の人だね。顔つきが聡史くんよりも男っぽいよ」
「肩幅と筋肉のつきからして、99.99パーセント男ですね。いくら小柄で細身で髭剃っててもわたしの目は誤魔化せませんよ」
杏子と茉希とモニカは姿を見て即、こう判断した。
ほどなく、その男と疑わしきお方は体を洗い流し終えたのか、みんなのいる方へ近寄って来た。
「みんなかわいいお嬢さん達ねー」
さらにそう褒めて湯船に浸かって来た。
「あの人、男ちゃうの?」
「なんかそうっぽいよね」
他のおばちゃんなお客さんがヒソヒソ声で呟く。
「ねえ、おばちゃんは女の人なの?」
詩織にお顔をじーっと見つめられ質問されると、
「……そうよ。よく男と間違えられるの。子どもの頃からね」
男と疑わしきお方はホホホッと笑った。一瞬ぎくりと反応したような気もしたが。
ますます怪しいです。
モニカは心の中でこう思った。
「おばちゃん、のぼせちゃいそうだからもう上がるわ。あっ、あら」
男と疑わしきお方が立ち上がって湯船から上がった途端、巻いていたバスタオルがハラリと落ちた。
「きゃっ!」
そのお方は軽く悲鳴を上げ、とっさに股間を手で覆い隠す。
「きゃあああっ!」
「わっ! 男の人だ」
アレがほんの一瞬だがばっちり見えてしまい、果帆は大きな悲鳴を上げ反射的に目を覆い隠し、茉希は驚いて思わず声を漏らした。
他の三名は見えなかったものの、
「思った通りです」
モニカはちょっぴり頬が赤らんだ。
「やっぱり男の人だったんだね。オカマだぁっ!」
詩織は楽しそうににこにこ笑う。
「ワタシの予感的中やっ! 皆さーん、ここの男の人がいますよーっ! こいつやっ!」
杏子は脱衣室にいる人にも聞こえるよう大声で叫んだ。嬉しそうな気分で。
「失礼ね。わたくし女よ。ほら、髪の毛長いでしょ?」
男とばれてしまった女装おじさんはとっさに否定する。
「えっ!」
「男?」
「やっぱそうなんかっ!」
他のおばちゃんなお客さん達にざわめかれ、
「やばい」
女装したおじさんは足早に浴室から逃げていこうとする。
「逃がさへんでーっ。そりゃあっ!」
杏子は固形石鹸をそのおじさんの足元目掛けてスライドさせた。
「ぎゃっ!」
見事命中。
おじさん、つるっと滑ってビターンッと勢いよく尻餅をついた。
「しまった!」
その拍子にかつらも落ちて、禿げかけのすだれ頭が露に。
そんなヒミツもばれてしまった女装おじさん、にこっと笑ってかつらを拾ってすぐに立ち上がってまた走り出す。
「ワタシがあのオカマなおっちゃん捕まえたるわ。待てーっ!」
杏子だけでなく、
「逃がしてもうたわ」
「逃げ足早いわーあの人」
他のおばちゃんなお客さん達も取り押さえようとしたが失敗。
浴室から脱衣室の方へ逃げられてしまった。
なんか女湯が騒がしいな。
すでに上がってロビー横の休憩所で待っていた聡史は不思議がる。
ほどなくその女装おじさんが聡史の目の前に。
バスローブを一枚、帯で巻かずに羽織っただけの姿だった。
「うわっ、あいつ明らかに男だろ。これで女湯入るなんて無謀過ぎる」
聡史は表情が若干引き攣る。女装おじさんはかつらをまた付けたのだ。
「ちょっと、退きなさいよ坊や」
女装おじさんは聡史に勢いよく衝突。
「うわっ!」
聡史は弾き飛ばされたが、柔道の授業で今習っている受け身を取って怪我回避。
「邪魔、邪魔」
女装おじさんもバランスを崩してしりもちをつくも、すぐに立ち上がった。早く館内から出ようと必死だ。けれども腰を痛めて速く走れない様子。
「聡史兄さん、ナイス足止めっ。ワタシがとどめを刺すよ。とりゃあっ!」
大急ぎでパジャマを着込んで脱衣室から出て来た杏子は、そのおじさんの腕を掴むや、一本背負いを食らわした。
「んぎゃっ」
女装おじさんは床にビターンと叩き付けられる。これにて御用。
「おっちゃん、アレぶら下がってるから男湯の方に入らなあかんで」
杏子はこいつが逃げられないよう、袈裟固のような形でしっかり押さえつけ身動きを封じた。
「どっ、どうも。ありがとうございました」
女装おじさんはマゾなのか? 腰を強打したもののどこか嬉しそうな表情で礼を言った。
「おううう!」
「お嬢ちゃんやるねぇ」
「お見事!」
他のお客さんや従業員さんから拍手喝采。
「皆さん、ご無事ですか?」
「あっ、もう捕まえられてる」
それからすぐに、銭湯すぐ目の前の交番から駆け付けた兵庫県警の二人のお巡りさんに引き渡され手錠を掛けられ逮捕された。
「あの、その、わたくしはですね、アンチエイジングの観点から、女性の体の細胞のですね、研究を。あのSTAP細胞騒動で話題になった、ポーアイの理研で」
「いいから来いっ!」
「話は署でじっくり聞いてあげるから」
二人のお巡りさんが呆れた様子で女装おじさんを連行して銭湯から出て行ったあと、
「ワタシ、下着着けずに出て来てん」
「べつにそれは言わなくても」
杏子はにっこり笑顔で聡史に耳打ちし、再び脱衣室へ戻っていく。
それから五分ほどして杏子他のみんなも風呂から上がって来て休憩所へ。
女の子特有の匂い、人数多い分より強く香ってくるなぁ。
聡史はいつも以上にムラムラしてしまった。
「聡史お兄ちゃん、面白いおかまのおじちゃんだったでしょ?」
詩織は楽しそうに微笑む。
「怖かった」
果帆はショックだったようで俯き加減。今にも泣き出しそうな表情だった。
「気持ちはよく分かる。俺も真夜中にあんな風貌のやつ見たら卒倒しそうだ。西風さんは怖くなかったみたいだね」
聡史はちょっぴり不思議がる。
「詩織さんは面白い人には人見知りしないから。テレビや新聞じゃ報道されない小さな事件でしょうけど、無事捕まえられてよかったですね」
「うん、聡史くんも大活躍したみたいだね」
モニカと茉希はホッと一安心だ。
「いやぁ、相手が勝手にぶつかって来ただけだから大活躍とは言えないと思う」
「聡史兄さん、謙遜せんでも。ワタシが捕まえることが出来たんは聡史兄さんのおかげやで。さてと、やっぱ銭湯上がりといえばカフェオレやね」
お巡りさんにも褒められて、清々しい気分になっている杏子は冷蔵ショーケースを開けガラス瓶のカフェオレを取り出す。
「私もそれにするよ」
「じゃ、わたしも」
「あたしはりんごジュースにするぅ」
「アタシは、ミルクティーにしておこう」
「俺は烏龍茶で。俺がみんなの分まとめて払ってくるよ」
他のみんなもお目当ての飲料水をショーケースから取り出した。
このあとみんなは長椅子に腰掛け、風呂上りの一杯を楽しんで銭湯をあとにした。
*
「聡史ちゃん、覗き魔逮捕に大貢献したんだってね。さすがだよ」
「いや、俺は特に何も。犯人の自滅ですから」
九時頃に鶸松寮に帰ったあと、いきなりみつゑさんから爽やか笑顔で褒められ、聡史は謙遜するも嬉し照れくさがったのだった。
☆
それから一時間ほどが経った頃、
「きゃっ、きゃあああああっ!」
鶸松寮に、茉希の甲高い悲鳴がこだました。
「どうしたの? 茉希お姉ちゃん」
詩織が真っ先に音源の201号室に辿り着き問いかけると、
「あそこ、ゴキブリィィィッ!」
茉希はとっさに詩織に抱きついた。
「茉希お姉ちゃん、落ち着いて。ちっちゃいでしょ」
詩織はにっこり笑う。
「ちっちゃくないよぅ。すっごく大きいよぅ」
茉希は慌てふためいていた。
「そんなことだろうと思ったよ。っていうか勉強せずにマンガ読んでたのね」
次に到着したモニカには呆れられた。
「なんで私の部屋にばっかり出てくるのぉー。他のお部屋では台所でも一度も見たことないのに」
悲しげな表情で嘆く茉希に、
「それは茉希さんがこのお部屋でしょっちゅうお菓子食べてるからよ。さっきも食べてたでしょ?」
モニカは床に転がった抹茶ポッキーの菓子箱をちらっと見て、にっこり笑顔できっぱり言ってやった。
「幸岡さん、ゴキブリ苦手みたいだね。まあ、俺もけっこう苦手だけど」
それからすぐにやって来た聡史は同情してあげた。
「いつもはゴキブリ退治、おらがやってるんだけど、今回は聡史ちゃんがやってくれんかね? その方が茉希ちゃんも喜ぶだろうし」
続いてやって来たみつゑさんはにやけ顔そう言って、殺虫スプレーを手渡してくる。
「俺がやるんですか?」
聡史はやや困惑。彼もゴキブリはちょっと苦手なのだ。
「聡史くぅん、早くやっつけてぇぇぇ~」
茉希は蒼ざめた顔でお願いする。
「あそこか」
聡史は慎重に狙いを定め、凍らせるタイプの殺虫剤をブシャァァァーッと噴射した。
「逃げられたか。すばやっ!」
しかし外してしまった。
「きゃぁっ! 近寄って来た」
茉希は飛び上がってイスの上へ避難。ゴキブリは床をちょこまか這いずり回る。
「動きがますます速くなったような……今度こそ」
聡史は恐る恐るもう一吹き。
今度は見事捉えることが出来た。
「死んだようだな」
聡史は凍り付いたがまだ辛うじて生きてはいるだろうゴキブリを、何重にも束ねたティッシュペーパーで掴んでビニール袋に詰め、固く縛って退治完了。
「聡史くんありがとう、さすが男の子だね」
「……どういたしまして。幸岡さん、この部屋でお菓子を食べるのをやめるとゴキブリは出なくなると思うよ」
茉希にぎゅっと強く抱きつかれ、聡史はちょっぴり照れくさがる。
「聡史お兄さん、お見事でした」
「聡史お兄ちゃん、格好良かったよ」
「聡史ちゃん、なかなかの腕前だったね」
果帆と杏子とみつゑさんからも称賛され、
「褒められるほどのことでもないと思うけど」
聡史はますます照れくさがる。
「茉希さんがゴキブリを克服出来るように、この死んだゴキブリ、茉希さんのお部屋のごみ箱に捨てておこうかしら」
モニカはビニール袋を手に持ち、にやりと笑う。
「それは絶対ダメェーッ! 甦って袋から出て来そうだもん」
茉希は表情を引き攣らせ大声で拒否した。
結局、そのビニール袋は聡史の手によってロビーに置かれたごみ箱に捨てられた。
こんなちょっとした騒動がありながらも、鶸松寮の夜は今日も平和に更けて行ったのだった。
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