眼鏡学徒の詩

増本アキラ

木枯らしと天邪鬼

綺麗な空気の中で

煙草を吹かすのは 気持ちがいいなぁ

とか 葉巻なんて 持ってないから

呑めもしない 煙草を片手に

苦し紛れの 物真似をしてみる


百花繚乱


意味など無いさ

咲いたら咲いて

散るときゃ散って

風にさらわれ 空の果て


意味分からないよと 野次が言う

そんな簡単に解られて

たまるものかと 天邪鬼


今日も一人で 木枯らしぴゅうぴゅう

襟巻き 眼鏡で照れ隠し

サンキューなんて 言えないさ

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