2-6-9 桜と美弥ちゃん?ユリ?

 現在婚約者は12人いる。まるでアラブの石油王のようだ。

 フィリア・菜奈・雅・未来・桜・美弥・穂香・沙織・みどり・亜姫・沙希・薫だ。


 12人のうち、エッチして性欲処理を実際行ったのは、フィリア・桜・美弥・穂香・沙織の5人だけなのだ。だが半数に満たない5人だけでも、毎日性処理行為を行ってもあぶれる者が出始めている。


 排卵周期時の性欲3倍マシという、特殊なこの世界の性事情が原因だ。性欲が3倍に高まってしまう排卵日の者を優先してあげる必要があるために、このような事態が起こってしまうのだ。


 排卵周期がある限り、曜日で分けるとか、クジで公平にとかそういうことができないのだ。


 殆どが中学生なので、ホルモンバランスが安定してなく、生理周期も一定ではない。実際沙織は生理予定日より2日は過ぎている。中学生だと、2カ月遅れとかも結構いるらしい。雅なんか、まだ初潮すらないそうだしね。



「急に3Pとか無理なのは分かってる。排卵期間中の発情しきった状態での俺との性欲処理でも、まだ緊張しているはずだ。俺とのエッチに抵抗がなくなるまでは、頑張って皆の相手は暫く個別で行うつもりでいる。その間に一緒でも良いって娘がいるかそれとなく探ってみる。桜も女子トーク中にそれとなく探ってくれないか? 仲良し組の(菜奈・未来)とか(雅・薫・沙希)や(沙織・穂香)や(みどり・亜姫)ならいけそうな気しないか? 5グールプぐらいに纏められるなら週1でお相手もできるようになる」


 桜と美弥ちゃん先生に、俺側の事情を詳しく説明しているところだ。


「カップリングとは、仲良しさんを可能なら一緒にってことね?」

「うん。でも、嫉妬で菜奈とかは誰が相手でもダメかもしれない。難しい事案だけど、流石に俺1人で毎日はきついんだよね。無理がでる前に、早めに相談しようと思って。ずっと声を抑えて黙ってる先生はどう思う?」


 俺に桜との会話中、ずっと愛撫されて目がとろんとしてしまってる美弥ちゃん先生に話を振る。


「ヒャッ!?……違うの! 話を聞いてなかったんじゃないのよ! 黙ってたのは声が出そうになっちゃうので、我慢して抑えていただけなの。一度声を出しちゃうと、歯止めが効かなくなりそうで」


 顔を真っ赤にして恥ずかしそうだが、既に俺の手を振り払おうとはしていない。このまま続けて良いのか悪いのか分からないな。


「美弥ちゃん先生も、桜の前とかは嫌か?」

「嫌なんだけど……」


 先生から、その後の言葉は続かない。




「龍馬君、男と女の立場は逆だけど、あなた佐竹と同じこと、いま私にやっているの分かってる? 好きな男の子が他の女の人にエッチなことをしているのを故意に見せつけてるのよ……」



 言われて愕然とした。状況は少し違うが、好意を持ってる対象が目の前で他の者とエッチをするという意味では同じだ。自分を自殺まで思いつめた状況を桜に行っていたのだ。フル勃起状態のモノが一瞬で萎んでしまうほどショックだった。


「ごめん桜! 俺、なんてことを……本当にごめん!」


 半泣き状態で桜に謝った。


「え!?……こっちこそごめん! そこまで思いつめなくて良いのよ!」


 間に挟まれ、俺の愛撫がなくなった、発情しきった美弥ちゃん先生も俺と同じく涙目だった。


 桜は俺を怒ったり咎めるつもりはなかったようだが、了承もないのに目の前で見せつけられたので、ちょっと腹立たしかったようだ。



「結局龍馬君は、複数を相手にしたいのね?」

「うん。排卵周期中の娘を相手にする際、その娘と一緒でも良いっていうグループの娘全員を相手にできるからね。仮に誰と混ざっても良いって娘なら、その娘の希望次第でいつでも発情周期中のお相手の了承が得られたら交じって参加できることになる」


「逆に、恥ずかしいから嫌だって娘は、発情周期中の娘がいない時だけになちゃう可能性もあるってことね」

「そうなっちゃうね。可哀想だけど周期中の人数が何人も重なったりした場合、排卵周期中でも相手できない時は自分で処理してもらうことになる」


「排卵周期中は優先してあげるんじゃないの?」

「周期が重なって、4人いたとするね。そのうち3名がシェアOKなら、必然的にそっちを優先するよね? そこにシェアOKの娘がさらに何人か混じりたいと言ってきたら、その日はもう流石に相手できないよ……」


「そうだよね。幾ら性欲真っ盛りの高1男子でも無理があるよね。美弥ちゃん先生? 先生はどう? 私に見られていたらやっぱり嫌かな?」


「先生凄く恥ずかしいです。でも年齢的な神のペナルティが強いから、中学生の娘たちより性欲は強くて我慢できないと思うの。現に今桜ちゃんの前で凄く恥ずかしいのに、見られて興奮しちゃうくらい抑えが利かないの」


「他人に見られると興奮するって本当なのね」

「桜の性知識って、やっぱネットからかな? 結構色々詳しいよね?」


 前回初体験の時に、桜は拙いながらも色々ご奉仕してくれたのだ。逆に美弥ちゃんはあまり性知識がないようで、もっか指導中だ。


「殆どの男子がエッチな目で私を見るでしょ? エッチ、性欲って何なのか調べたのよ……」

「調べているうちに詳しくなっちゃったんだね。でも、エッチって一方通行じゃダメだと思うから、俺的には桜は魅力的な女性だね」


「そう言ってくれると嬉しいわ。頑張ってご奉仕したのに痴女扱いされて軽蔑されたら凹むわ」 

「先生はそういうの避けていたから、あまり詳しくないの。やはりそんな相手だとエッチしても龍馬君も楽しくないよね?」


「こういうのは人と比べちゃいけないことだと思う。でも、あえて言わせてもらうと、一方通行よりお互いを高め合う方が双方楽しいだろうし、俺は愛をより感じられるから嬉しい。桜が恥ずかしそうにしながら、俺を少しでも気持ち良くしようと頑張ってくれる行為は、とても幸福感が得られるんだ」


「それは私も同じよ。龍馬君が頑張ってくれる分、お返ししたくなるのよ……」


 桜は、ハァ~~~と長い溜息をついた後、自らブラを外して近寄ってきた。


「桜? 良いのか?」

「本当は嫌よ! でも、月に1回だけとかもっと嫌!」


「あわわわ、あの、桜ちゃん! 一緒にするの? 先生、心の準備が! ちょっと待って! ネ! ネ! ネ!」


「美弥ちゃんは既に我慢できない状態なんでしょ? そんなに濡らしちゃってるくせに。それにしても……龍馬君、おっきしてない時のモノってけっこう可愛いのね」


 桜に指でツンツンされた瞬間、一気に元気を取り戻した!


「えええっ! たったあれだけで!? また狂暴な形に成っちゃった! スゴッ!」


 だって、桜の胸だけでこれ以上ないおかずなのだ! 桜の胸を見て勃起しない奴なんか男じゃない! 美弥ちゃんの胸も凄い威力を持っている!



「最終確認だけど……桜、良いんだね?」


「相手が美弥ちゃんだしね。他の娘とは今回の後にまた考えさせてもらうわ」

「あわわわ……先生は了承していないのに……ひゃ~! 桜ちゃん!?」


「うわ~! 美弥ちゃんのおっぱい柔らかい~♪」


 エエッ!? 桜はとんでもない誤解をしている! 俺とシェアって言ってるのは、俺が二人を同時に相手をするってことであって、女の子同士のユリ的な意味はない!


 まさか、桜が美弥ちゃんのおっぱいを愛撫して、ユリ的なモノが見られるとか……予想外だ!


 だが、良い! 凄く良い!

 今回はあえて桜にそのことは黙って、二人のユリ行為を見させてもらおう!





 1時間後。


 桜、君は最高だ!


 とても良かったとだけ言っておこう。


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 お読みくださりありがとうございます。



 なろうの『ミッドナイトノベル』にてこの回の龍馬×桜×美弥の3Pの描写を投稿しています。


 ここでは投稿できない話を加筆してのエロマシです。18禁ですので、苦手な人や未成年者はご遠慮ください。あくまでネタ的に書いたモノですので、本作品と切り離して見てください。


 先に言っておきます!


 読んだ後、桜のイメージが変わるという人は、読まないでくださいw

 それなりにエロく書いていますので……

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