第27話 こっぱ 20100910






音楽イベントみたいのに行ってる



賑やかな会場を行き来するのは

私が以前知ってた子どもが大人になった人達(同級生だった人とか子どもで知ってた子達)




会場の廊下でなぜか手に持ってるラスくんに気づく




ラスくんの体から

何本も枯れた小枝が突き出ている



みじょげで抜いてやると

隠れてたのがまた出てくる




しばらくしてると出てこなくなったから

全部取り出せたのかなと考えている



ちょっと汚れちゃってるから

洗ってあげたいなと考えている





2人連れで来ているらしい同級生だったEが私を呼んで

「○○○(私)の将来の夢は?」と聞いた



私は「なんも考えてないんだよ」としか答えられない




「Eくんは公認会計士だっけ?

すごいねっていつもお母さんが言ってるよ」と話をそらす


「あぁ でも勉強しないでなっちゃったから

なったとき苦労した」

と笑うEくん



「○○○ならどこいっても大丈夫でしょ?

私にその気があるなら

Pの仕事を紹介してくれるという



自分を認めたり心配してくれるのは嬉しいけど

私はそれは頼まないなぁと考えている





「いいイベントだね。みんな来てよかったと言ってるよ」


私がイベントの企画スタッフだと思っているらしい




「私はただのお客だよ。楽しませてもらえばいいだけ」と答えた






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