悪魔のパン屋
一人の男が禍々しいオーラを放つ洋館の中に入っていった。中で出迎えるのは悪魔である。
「フフフ。人間よ、悪魔のパン屋へよく来たな。このような辺境まで物好きなものだ。まったく、人の欲望とは恐ろしいものよ……。さて、では食べた者に奇跡の効果をもたらす品の数々、とくと味わうがいい! 相応の代償は頂くがな!」
客は答えた。
「あの、普通の食パンてあります? 切らしちゃって。あ、近所に越してきた者です」
「……どうも」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます