異能者
強すぎる異能者は悲劇を生む。二人の異能者は互いの能力を使わないことを条件に戦い、決着をつけようとしていた。
しかし、一人がついに言った。
「……悪いが能力を使わせてもらおう」
「使わぬ約束だ!」
「すまん」
時を止める能力を持つその男は言った。
「だって足つったんだもん! 治す時間だけちょうだい! ね! これは別じゃん! ね!」
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