部活モノ

「ばか! ばかばかばかぁ!」


 部長は顔をクシャクシャにしながら僕に言った。


「あんたね! なに……弱音吐いてんのよ……。ここであきらめちゃったら……終わりなのよ? わかってるの?」


「……」


「『道端に落ちてる軍手の持ち主を探して全力で投げつける部』は、本当に廃部になっちゃうのよ! それでもいいの!」


「いいだろ」

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