異世界小噺

 俺は空中に突然できた不思議な裂け目に吸い込まれ、気がついたときには元とはまったく違う場所にいた。

 どうやら目の前にある神宮では式年遷宮が行われている。

 俺は思わずつぶやいた。


「伊勢かい」

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