風の歌は丘の上で
木々が揺れる ざわざわと揺れる
風の奏でる音色 心騒がせる音色
吹き渡る風 草揺れる丘
僕と君の思い出の場所 僕と君だけの知る場所
そうだよだって、ここには誰もいないもの
僕たちだけが、ここを統べる存在
みんなみんな いなくなってしまったから
何があったのかな そんなことはもうどうでも良いから
何を思い出したところで僕と君しかいないのだもの
何を考えたって無駄なことだよね
発端だとか、経緯だとか、結果だとか
僕らにはもう、些細なこととなってしまった
木々が揺れる ざわざわと揺れる
風の奏でる音色 心騒がせる音色
吹き渡る風 草揺れる丘
僕と君の思い出の場所 僕と君だけの知る場所
ここに来れるのはもう 僕だけ
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残ったのか残されたのか
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