帰宅後、男はすぐにiPhoneを家のWi-Fiに接続し、Twitterを開いた。

昼間に気になっていた画像を見て驚愕し、しかし同時に落胆する。

iPhoneのスクリーンに映し出された大きな唐揚げは、今にも肉汁が飛び出してきそうである。

本来は今日すぐにでも行きたい…しかし、今日の夕飯は先日からカレーライスと決まっていたのだ。

家には炊きたてのご飯もある。

そうだ、唐揚げは逃げたりしない。大丈夫。

そう言い聞かせながら、男はiPhoneに映し出される唐揚げを見ながらカレーをかきこんだ。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい